浅原技研では、検査・計測代行業者のように使ってみて判断するだけでなく、センサーを分解して構造を深く理解して、使いこなし技術を極めています。
①某メーカーAのセンサー
下の写真のように真似できないという完成度でした。小型化の努力、変形対策、故障防止、防塵対策のどれを見ても一流で、容易にコピーできるものではありませんでした。また、既製品はほとんど使われておらず、自社で内製して小型化、高精度化、繰り返し精度の安定化を行っているなど、泥臭い企業努力を感じました。
②某メーカーBのセンサー
下のセンサーは20年前の物ですが、センサーの基本的な考えは変わらないと思います。レーザー部、C-MOSなどの受光部、制御回路があり、黒アルマイトのアルミで筐体が出来ている。ただ、上のセンサーと比べると、固定方法が不安定なので、キャリブレーションデータがずれやすい構造で、筐体もかなり大きいので、無駄なスペースが多いと思います。
このように浅原技研では、センサーを買い集めて内部の構造から理解して使いこなし技術を極めています。また、コピー品を作るのではなく、先人たちの知識を上手く活用して、自社のセンサー技術にも取り入れるようにしています。