画像検査・計測技術支援の浅原技研

プロフェッショナル達との出会い


今まで、自分の成長に大きく影響を与えてきたプロフェッショナルが多く存在します。何かを極めている人からは学ぶことが多く、自分の成長に大きく影響しています。私に影響を与えた人の中には嫌いな人も多くいましたが、好きな人だけと付き合っていたら自分の成長はなかったと思います。

①嫌いだった塾講師

小学生の時に宿題を忘れていくと説教されたり、ボケっと考え事をしているとつねられて、嫌いだった塾の先生がいました。学校のテストに関係のない「数学」を教えてもらっていました。このプロフェッショナルの先生の勉強法は私にあっており、人のレベルに合わせて進行度合いを変えていくというやり方でした。この時に教えてもらった、30秒という短い時間にどれだけ多くの問題を正確に解けるかという訓練で、集中力と暗算能力が身に付きました。また、公式では解けないような講師自作の文章問題を解くことで、考える癖がつきました。この「集中力」と「考える力」というのが、画像検査の問題解決をするのに非常に役に立ちました。

②嫌いだった大学教授

配属した研究室の教授は、画像検査・計測関係では有名な教授で、色々なことを教えて頂きましたが、ブラック企業並みのハードワークで、結果が出ないときはもめることも良くありました。大学4年生の時は、ほぼ土日も休まず研究し続けても成果が出ず、簡単なことをなぜ出来ないと言われて、自分の実力不足に悔しい思いをしました。なので、嫌いだったのですが、少しずつ改善していき、今ではこの時に学んだ画像検査・計測技術が評価されるようになりました。

③ソフトウェアのプロフェッショナル

社会人に入ってから学生の延長上の知識でソフトウェアの開発をしていたのですが、ある会社の先輩で、「効率が悪い」、「個人商店しか出来ないのか」、「考えが浅い」など色々指摘をしてくれる先輩がいました。3年勤めていて、ほぼ毎日叱られ続けていたのですが、この時の先輩のおかげで、効率よく仕事をする仕方やチームで仕事をする方法を学びました。

④リーダーシップが取れる管理職

ある会社で、リーダーシップが取れる管理職に出会いました。怒ると怖いので、あまり好きではありませんでしたが、部下が挑戦するために全責任をとるという強い意志や方向性を示して決断するという、「決断力」と「責任感」を強く感じました。私も、経営に関わる人間として、会社の方向性を示して決断し、決めたことに対して責任感を持って行動するというリーダーとしての心構えを学びました。

⑤人柄の良い研究員

大学に勤めていたころに博士卒で、色んなスキルを持った研究員の方に出会いました。スキルはもちろんのこと、人柄が良い方で、私と同じように起業を考えている方でした。過去に勤めていたハイテク関係のベンチャー企業の問題点も認識しており、技術分野で起業する難しさを教えて頂きました。この社会構造を変えて、日本でハイテクを含む技術分野で優秀な人たちが働きやすく、対価を得られるような社会を築きあげたいと思った出会いでもありました。

⑥極め続けるソフトウェアエンジニア

「好奇心」で新しい技術に挑戦し、自分の限界の技術まで取り組み続けるエンジニアに出会いました。このエンジニアは外国人で、学ぶことが多くあり、色んなソフトウェアの技術について学びました。また、トレンドの技術に詳しいので、話しているだけで知的好奇心をくすぐられる感じでした。しかし、このエンジニアも悩みを抱えており、仕事の技術レベルが低すぎて面白くないということでした。私も大企業時代に感じた悩みでした。日本は優秀な人間は多くいるのに、その優秀な人たちに適切なニーズをマッチングさせて、方針を決められる指導者が少ないというのを強く感じました。

⑦人柄の良いシニア

最近、仕事関係の縁で、70歳近くの光学関係のプロフェッショナルの方に出会いました。今まで出会った光学関係の専門の方で断トツの知識と技術力だと思いました。座学で勉強するだけでなく、実際に物作りの経験を通じてノウハウを蓄積している方だと思いました。浅原技研と同じで「ラボ」と「現場」データを分析して、泥臭く成長してきたという印象を強く受けました。お互いに共感することが多く、初対面でしたが5時間ぐらい話こんで、意気投合しました。でも、この経営者の方も儲けられずに生活的にギリギリということでした。こういう人柄の良く、スキルのある方が騙されたり、評価を受けられない日本社会は駄目だと思いました。もっと、商才のある人が有能な研究者も対価を与えながら、共に成長する環境を築き上げていきたいです。

このように自分のスキルアップに影響を与えたプロフェッショナルが多くおり、自分のモチベーションアップにつながってきました。また、プロフェッショナルの多くが適切な仕事をする機会を奪われており、もったいないと感じました。自分が成長するだけでなく、プロフェッショナル達に適切なニーズを与え、対価を与えられるような存在となり、さらなる強固な組織を築き上げていきたいです。


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