急成長中ではあるが浮かれずに一度立ち止まり、自分が読んでみたいという本を12冊読んだ。結論は簡単であった。名経営者の何者にも我々の「信念」で同じものはなく、自分達が新しいモデルとなる「信念」を貫かなくてはならないという結論に至った。
①松下幸之助・本田宗一郎・永守重信・稲盛和夫などの日本経営者の思考
確かに成功した日本の経営者であり参考になることや共感できることはあるが、同じ考えということには至らなかった。また、全ての経営者の共通項はあるが、ほとんどが独特の感性で交わっていないようにも感じられた。一つ分かったことは、我々は全ての日本の経営者と同じように日本人的な倫理観や人間性などのリベラルアーツを大切にしているという意味では共通認識であった。
②ピーターティールを代表するシリコンバレーの思考
改めてピーターティールなどのシリコンバレーの思考に触れたが、気持ち悪くて受け入れがたいものであった。確かに世の中の多くの人が金儲けして成功しているGAFAを代表している企業を尊敬していると思うが、なぜGAFAが成功したのかという「隠れた真実」にたどり着いた。我々の考えで共感できるものはなく、仕組みを理解せずに流行に流された日本のスタートアップ界隈の風潮に似ていると感じた。
結論は、日本は負けているという認識は間違っていると我々は確信した。お金を稼ぐことに評価基準が行きがちだが、どういう考え方で社会に利益をもたらしたかと考える評価基準が正しいと感じている。人と比較することに意味はない。比較しているのであれば何者かの思考に自分の思考をコントロールされている。我々は、我々が正しいと思う信念を貫き、より多くの利益を社会に還元できればと考えている。
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