画像検査・計測技術支援の浅原技研

「共創」から「共存共栄」へ


今までお客様やパートナー企業様と単なる「共創(共に創る)」という技術および製品の研究・開発のみの関わり方を中心的に行ってきておりましたが、これからは①経営(マネジメント)②人事③マーケティング④研究・開発の4領域を支援することで、「共存共栄(共に存在し、共に栄える)」の未来を目指します。

・ただ創るだけの関係性では弱い

新しい技術を創っても市場に受け入れられなくて倒産していったベンチャー企業やリリースした新製品が売れなくて困っている大企業を何社も見てきました。そういった企業の特徴は、技術・製品・ソリューション開発ばかりに目を向け、「課題の質」に注目しない企業が多いと考えております。「課題」といっても単に形状検査できる3Dセンサーが欲しいという話ではありません。そもそも3D検査ではなく2D検査が最適ではないか、そもそも機械より人の方が安くて良いのではないかなど、お客様が解決したい本当の課題の質を見極めていくことで、コスト改善・技術改善などの最適な提案をする。ここまで踏み込んで考えながら技術と製品開発をしていかないと今の市場にはフィッティングできないと思います。多くの大企業の新規事業部門の方も「ニーズ」を間違えて捉えていることが多いので、弊社がマネジメント・マーケティングの支援もさせて頂くことで共に創った製品が初めて価値のある物となり、共存共栄に繋がると考えています。

・「リソースが足りない」の真実と改善策

よくお客様などでリソースが足りないという言葉を聞きますが、実際は画像検査部門には20~30人の人はいて、画像検査・計測を専門とするプロフェッショナル人材が2~3名しかいないということで、「プロフェッショナル人材のリソースが足りない」というのが、いつの間にか「リソースが足りない」という表現になってしまったのだと感じています。私も過去に私以外の10人は素人で、私だけが画像検査・計測の専門家という状況で技術開発を分担し、世界中の拠点に画像検査・計測システムを100式以上導入するという経験をしたことがあるので、プロが1名でもいれば組織を強化することは十分可能だと考えています。ただ、各人材のスキルを見極めたり、新たに必要な人材をリストアップするためには機械・電気・ソフトウェア・光学・画像処理など広い知識が必要なので、そういった人事に関して弊社が関わらさせていただくと、今の限られたリソースを最大限に活用する道筋が見えてくるのではないかと考えています。こういった支援も今後増やしていくことで、共存共栄を実現していきたいと思います。


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