画像検査・計測技術支援の浅原技研

生誕の地「大垣」


我々が創業した場所は、生まれた岐阜県の大垣市という場所です。人口は16万人ほどの小さな町ですが、最低限のショッピングセンターやソフトピアジャパン(ドリームコア)といった公共のインキュベーション施設などがあり、起業や子育てには充実しています。

1.創業ルーツ

創業メンバーの二人は、もともと大垣市出身で同じ中学・高校の同級生でした。大学からは、CEOが文系、CTOが理系に行き、別々の道を進み、たまに連絡を取り合うぐらいでした。お互いが転職を繰り返し、転職ごとにレベルアップをしていく過程で、CTOである私がサラリーマンという人生の発展性のなさに将来性の不安を抱え、起業を意識するようになった話をCEOにしました。そこから、お互いに意見交換をしながら3年ほどアイデアを詰めていき、子供が生まれたのを機に私が地元に帰り、この「大垣」という地で永住して起業する意思を固めました。

2.10年ぶりの帰郷

10年ぶりに大垣に帰ってきたのですが、まず驚いたことはインキュベーション施設などがあるにも関わらず、新しい会社が成長しておらず、未だにイビデンや西濃運輸といった大企業が中心であるということでした。しかも、インキュベーション施設などは空き部屋が多く、衰退していっているという事実を知りました。我々はもともと起業して何となくサラリーマン時代より稼ぎたいというぐらいの理由でスタートさせましたが、我々の社会的使命(ミッション)にも掲げた通り「地域活性化」を意識するようになりました。

3.中小企業の実態

大垣で活動をし始めて半年ぐらいで、最初に3社契約をすることができました。どの企業も物作りが得意な企業でしたが、財務関係や研究分野が弱く、どちらかというと大企業の下請け的な仕事を受けざるを得ない状況でした。確かに下請けの仕事をもらい続ければ企業としては存続していくことは出来るかもしれませんが、儲けは出にくく、そこで働く社員のモチベーションがあげられません。そういった企業に我々の「マネジメント×テクノロジー」の知恵を付加することで儲けられる企業に成長させ、新しいことに挑戦することで会社の士気を上げられるような支援企業としての立ち位置を考えました。我々の知恵が全てに対応できるわけではありませんが、数々の大企業相手に成功させてきた実績を元に、少しでも力になれると思っています。

このように「大垣」という土地で地域企業を支え、地域活性化に繋げるというビジネスをスタートさせましたが、このモデルは同じように地元を愛する人たちにも転用可能なモデルだと思います。我々は得意分野の画像検査・計測を通じて地域企業に貢献しますが、根幹は地域企業の抱える問題を「考える力」で解決していくところにあります。このコミュニティを広げていき、中小企業が活発になることで、各地域が活性化し、各大企業のさらなる成長に繋がると思います。その起爆剤ともいえるような、中核企業として「浅原技研」は行動し続けます。


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