我々の価値は何なのかを最近よく考えています。多くのお客様が望む製品を提供することなのか。お金を多く支払ってくれるお客様が望む製品を提供することなのか。答えは「ノー」です。確かに多くのお客様が望む物はマーケティング的には正しいですが、大手も狙うところなので我々のような新興企業は価値を出せません。また、お金を多く支払ってくれるという点では売上と利益を最大化することに繋がるのですが、肝心なことは顧客の「熱意」と弊社の「熱意」が重要です。我々が挑戦したいこと、顧客が実現したいこと。双方の熱意があって初めてチームとなり、今までにない破壊的なイノベーションが起こせると考えています。熱狂的なファンとの共同チームでユーザーイノベーションを起こす。提供形態は、ノウハウ・製品・システムと色々な形態があると思いますが、どれだけ双方の熱意があるかが会社や社会に利益をもたらすかに影響していると感じています。まず、①弊社の考え方の理解。次に、②弊社の知識・技術力・実績の理解。最後に、③共同開発しながら共に成長し、技術向上だけでなく人格の向上もする。共同プロジェクトが成功すれば顧客との信頼関係は強化できるので、我々の人格と推進力がブランド、すなわち価値となる。他社は②の技術力や実績のようなブランドを価値として差別化をするが、我々は人格、技術力、推進力の三拍子のブランドを価値として差別化する。AIが合理的に考えれば我々は市場が小さく、実績の乏しい企業と判定され価値がない企業のような扱いを受ける。ただし、合理的かつ人間らしさといった「マシーン+ヒューマン」のハイブリッド型が我々が生きている間は成功に導くと考えている。将来的な機械ばかりの世界では人間らしさは不要になるのかもしれないが、時代に合わせて変化する哲学を持っているので、タイミングで変われば良いと考えている。
「ユーザーイノベーション」を追求する

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