浅原技研– Author –
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泥臭い努力が弊社のノウハウ
画像検査業界では、AIという言葉だけが広まっていき、何でも簡単にできると誤解されています。画像検査装置は、ハードウェアに関して中途半端な知識のAI屋さんが作った検査装置では、ほとんど通用しません。 ①ハードウェアとソフトウェアのバランス 理由は... -
「直近」よりも「長期的な視野」
今まで3度だけ「直近」よりも「長期的な視野」で決断をして、挑戦してきました。 ①大学院卒業時 修士卒業だった私は、周りの人たちが大企業に就職する中で、香川県の高松市にある田舎の中小企業に就職しました。大企業の方が給料も高く、知名度が高く、安... -
ガレージ創業
①場所の確保 起業資金がなかったため、公共の施設は借りずにガレージで創業しました。創業当初は上の写真のような感じで、物が多く、砂埃の多い環境でした。 ②掃除 不要物は捨て、高圧洗浄機で掃除をして砂埃を徹底的に掃除しました。綺麗になったので、下... -
「ラボ」と「現場」データが武器
画像検査装置は、カメラ、レンズ、照明、搬送機、ソフトウェアなど様々な技術の複合で成り立っています。現場での複雑なシステムのデータだけでは、問題を分析するには難しいです。ラボでの基礎データと比べて考えることで、複雑な現象を分析しています。 ... -
同じ機器でも「使いこなし」で変わる
過去に勤めていた企業で、別のチームが開発した画像検査機が目標の検査精度を達成できないので、何とかしてほしいという依頼がありました。 ①機器選定は一流 私は最初に機器選定に問題があると思い、物を疑いました。しかし、調べていくとカメラ、レンズ、... -
「ボーダーレス企業」の原点
画像検査機メーカー、大企業、中小企業、大学など、様々な企業と組織に所属した経験からすると、どこの企業もライバル企業を意識したり、自社技術のみにこだわる傾向が強く、選択肢を狭めてお客様への提案の質を下げるという行為が納得いきませんでした。 ... -
最先端技術と現場ニーズのずれ
大学などで最先端技術の研究をしていたのですが、実際に画像検査装置メーカーに入社して有名な東証一部上場企業のお客様などから依頼を受けて現場で求めれている技術レベルの低さに驚いたことを今でも覚えています。 ①現場はまだローテクが主流 我々が専門... -
導入サポートの需要増加
中小企業の方や大企業の生産技術部門の方で導入時のベースのサンプルソフトウェアが少なくて上手く使いこなせず、画像検査機器の導入を断念したと声をよく聞きます。短期間で検証して、実現できるかどうかの判断が出来るようなサポート体制が求められてい... -
技術アドバイスの必要性
画像検査・計測装置の普及に伴い、お客様の知識が少しずつ増えつつあります。その中で、エンジニア並みの知見がないと提案が難しい場合が増えているという話を聞くようになりました。 ①自社製品の良さのアドバイス 類似製品を他社で取り扱っている場合に他... -
機器選定の難しさ
画像検査・計測装置は複雑で機器選定をするために機械、電気、光学、ソフトウェアなど広範囲の知識が必要となります。また、類似製品が多くあり、どのメーカーの物が良いかを判断するには、評価技術などが必要となります。 ①検査手法の決定の難しさ 画像検...